早春に現れるビロウドツリアブを撮影するのが毎年の恒例になっている。気温が上がった日には、虻や蝶を撮影できるような季節になったと実感できる。
川べりで休憩中のところ。もしかしたら、泥をなめてミネラル分を補給中なのかもしれない。
キジムシロの黄色い花で吸蜜中のところを、MZD60mmマクロで近寄って電子(静音)シャッターの単写で撮影。
電子シャッターではこんな感じで翅がひどくよじれてしまうことが多い。
長い口吻を花に突っ込んで吸蜜しているのだけど、口吻の先を激しく動かしながらおいしいところを探しているようだった。その様子は動画にしてみた。
この後の写真は、MZD40-150PRO + MC-14で撮影。近寄ろうとすると、パッと飛び去ってしまうことが多いから、長いレンズの方が向いてます。
狙いを定めてハナニラに口吻を突っ込むところ。吸蜜中は、脚を花に付けているときも常に羽ばたきをやめない印象があったのだけど、こうしてみると最後は羽が止まっている。奥にまで差し込まないと吸蜜できなような花のときはこうなのかもしれない。
オオアラセイトウ(あるいはダイコンバナ、またはムラサキハナナ)で吸蜜中。翅がよじれないよう、メカシャッターの連写(C-AF)で撮影。
こちらは、タチツボスミレで吸蜜中。葉っぱがちゃんと写ってないので判然としないが、コスミレではないでしょう。
日が差している時間はあちらこちらで吸蜜している姿を見た。もっとも、桜が散るころには姿を消してしまうから、毎年ほんの短い期間しか見ることができないかわいい虻。
ちょっと長い時間吸蜜しているものをカメラの動画ボタンを押し、適当にくっ付けてビデオにしてYoutubeに置いた。
ビロウドツリアブを含む投稿
去年はあまり撮れなかったから今年はもうちょっと写しておきたいな、という感じです。
ビロウドツリアブの交尾
この投稿を書いて公開した後で、交尾中の様子なども撮影できたので追加しておくことにした。
ちょっと大きめに見える物体が小刻みに飛んでいたので、超望遠レンズ(MZD300mm F4 + MC-14)で追ってみるとタンデム姿勢で交尾中のビロウドツリアブだった。C-AFで連写することで飛翔中の姿も捉えることができた。
アブでは一般的に左右の複眼が接しているのがオスで、離れているのがメスということだから、写真右側の大きい方がオス、小さい方がメスのようだった。
後日、河原を歩きながら春のムシを探していたら、足元でビロウドツリアブが交尾していたので撮影。MZD300mmを使っていたので1.5m程度離れてほぼ最短撮影距離で撮影。
こちらのペアでは、色の薄い方(左側または手前側)がメス、色が濃くてやはり大きい方がオスのようである。メスの方が大きいもんだと思っていたのだけど、ケースバイケースということですかね。