先日、蝶を求めてブラブラしていたら、ヒノキの木で交尾しているトビモンオオエダシャクに遭遇。
![トビモンオオエダシャク](https://okiraku-camera.tokyo/blog/wp-content/uploads/2017/03/e59c1669abad49eed6ab6c6a1cda1154-552x414.jpg)
午前10時を過ぎていたが、比較的目立つところで交尾中のトビモンオオエダシャクを発見。なにせ大きいから目に付きやすい。
写真左側の大きい方が♀で、小さい方が♂だろう。
![トビモンオオエダシャク](https://okiraku-camera.tokyo/blog/wp-content/uploads/2017/03/ff92e1467129d7054bd394882aced167-552x414.jpg)
雌雄で色味が違う(個体差のうちかもしれないが)。去年も同じような時季に交尾しているところを見た。あまり近寄れない場所だったので望遠ズームレンズの210mm端で撮影したが、今回は指で触れられる距離だったので60mmマクロレンズを使って、ちょっと離れ気味で撮影した。
![トビモンオオエダシャク](https://okiraku-camera.tokyo/blog/wp-content/uploads/2017/03/e722a9de9d46d02d8a9bd08c3723dfc0-414x552.jpg)
♀の顔に近づいて撮影。触角を撮りたかったので指でつついてみたが、見せてくれなかった。交尾中でなかったら、指に載せるところなんだけど。
この蛾の幼虫は、コナラやクヌギといったブナ科、桜やバラといったバラ科、ツバキやサザンカなどのツバキ科など、いろいろな植物を食べて育つから、比較的どこにでもいそうなものなのだけど、頻繁に遭遇してはいない。また、東京地方で成虫を見るのは3月中旬から下旬に限られているような気がする。おそらく、この時季に羽化してすぐに交尾~産卵し、初夏~夏の緑の豊富なシーズンに幼虫がバリバリ葉っぱを食べて成長、秋には蛹になって土に潜ってしまうからだろう。
ついでに、3月中旬に写した他の蛾も。
![ホソウスバフユシャク](https://okiraku-camera.tokyo/blog/wp-content/uploads/2017/03/11c91ad193f142dec168dc78c3a140c8-552x414.jpg)
おそらく、交尾中のホソウスバフユシャクだろう。東京でこの時季に遭遇するフユシャクといえば他に考えにくい。この公園のトイレには、明らかにホソウスバフユシャクと見える♂が数頭とまっていた。
蝶を見に行った朝だったがちょっと冷えていたので、気温が上がるまではブラブラと蛾や野鳥を探していたとき、電柱の根元にいたのに遭遇した。
![ホソウスバフユシャク](https://okiraku-camera.tokyo/blog/wp-content/uploads/2017/03/be80fcae0e3a9287189d79d36c351f8a-552x414.jpg)
一巡りして戻ってみると、♂がいなくなっていた。さっきの写真と同じ姿勢のままだった。♀が写しやすいよう、♂をちょっとつついたりしたから飛び去ったのかもしれない。
ホソウスバフユシャクの♀でしょうと確信をもって書けるのは、自分にしては珍しい。♀だけ見せられた時、ウスバフユシャクと見分けがつくわけがない。
![ホソバトガリエダシャク](https://okiraku-camera.tokyo/blog/wp-content/uploads/2017/03/951f6b000184d1f99df56c5ef40677c5-552x414.jpg)
こちらはホソバトガリエダシャクだろう。地味ではあるものの、春になったんですね、と思わせてくれた。自動販売機にへばりついており、朝の9時過ぎに撮影したものだが、昼を過ぎた帰り道に見たときも、同じようにとまっていた。
![カブラヤガ](https://okiraku-camera.tokyo/blog/wp-content/uploads/2017/03/78f8d9ed323f1de69b04ef2423946fc0-552x414.jpg)
ソメイヨシノの根元にいたカブラヤガ。幼虫は畑の大害虫として有名だそうで、ここも小規模な畑の側だったから、これからの季節に子孫が悪いことするのかも。