3月初旬から中旬の東京地方は、天気が悪くて寒い日も多かった。そのためあまり撮影する機会がなかったのだけど、定番の蛾をいくつか見ることができた。去年の同じような時季に見た蛾もブログに載せている(3月上旬の蛾)。
各画像をクリックすると、最大1200×900の大きさで、それなりの解像感で表示されます。

トビモンオオエダシャクの交尾シーンは初めてみた。朝の10時頃にクヌギの木の地上3mくらいのところで発見したが、E-M1に着けたMZD40-150PRO + MC-14が威力を発揮してくれて、木から離れた場所から写すことができた。電子シャッターを使ったので、ISO200のままでシャッター速度は1/60secだった。筋力のない手ブレ野郎としては、このレンズではこのあたりが限界に感じた。
この数年、この蛾が東京の利島で大量に発生してツバキに大きな被害をもたらしているとか。検索していたら、東京都の「東京都エダシャク類防除対策会議 報告書」というpdf文書があったのでザッと読んでみた。
農業や観光に与える影響は深刻なもののようだが、農薬の散布による幼虫駆除の効果はそれなりに上がっているものの、同時に天敵も減らしてしまうことなどが懸念されていた。もともと農業害虫としての位置づけから蛾の研究が行われてきたものと思うのだけど、なかなか有効な手立てが見つからないような印象を受けた。
素人考えというか、ほとんど冗談になってしまうが、シジュウカラやムクドリを送り込むと、ちょうど鳥の繁殖時期とトビモンオオエダシャクの成虫発生時期が重なることもあり、大量に捕食してくれるんじゃなかろうか。


春になると出てくるフユシャク蛾の一つで、たぶんソメイヨシノが咲くころまでは見ることができるだろう。
背景が白っぽいと、暗い印象の画像になってしまう。撮影時にはもっと明るく見えてるんですけどね。


♂の方はホソウスバフユシャクで間違いないと思うのだけど、♀は分からない。ただ、ウスバフユシャク、クロテンフユシャクともにまったく見なくなったのでホソウスバの♀かな?といって程度の確度です。♂は公園のトイレの壁にとまっていたのをRCフラッシュを使って撮影。♀はパイロンに張りついていたのをE-M5IIの静音モードで使って撮影した。
ここのところ、フラッシュではなく静音モード(電子シャッター)を使う機会が増えている。マイセット3に静音モード + 絞りf/5.6という設定を入れて、モードダイヤルiAUTOで選択できるようにしている。
少々暗かったり絞りをf/8以上に設定すると、静音モードになったカメラはシャッター速度1/20secで頑張れという。このシャッター速度は手ブレ野郎としてはなかなか厳しくて、フラッシュを使ってより高速なシャッター速度を選択する方が失敗が少ないのは確か(静音モードではフラッシュは使用できない)。
室内で楽器を演奏する人間たちを撮影するときなどは、始めからISO2500にして高感度ノイズ除去を「標準」としてから電子シャッターを使うが、外で昆虫や植物を写すときには、その場その場でいろいろ試している。どんな体勢でもブレない身体になるといいんですが。



ホソバトガリエダシャクも続々登場中。公園の木杭の上とロープの上にいた。いずれも顔の周りが毛ダラケで、羽化してからあまり日にちが経っていないのかもしれない。
これらはいずれも静音モードで1/20~1/25secで頑張って? 撮影したもの。それなりに暗かったのでISO250~400になっていたが、気にならない程度のノイズで済んでいる。当然のようにRCフラッシュを当ててもみたが、だいぶ印象が変わってしまうので採用しなかった。フラッシュを使えば使うで、いろいろと考える必要があるのも間違いない。

あちらこちらで目にするウスベニスジナミシャク。山桜の幹にとまっていた。これは茶色系?だが、緑色系もよく見る。ただ、薄紅色のは見たことがない。

メスコバネマルハキバガと推定。去年の3月上旬の蛾にもでてくるが、ちょうど同じ場所を訪れたら律儀にいてくれました。♀も見つけたいもんです。
今年もオカモトトゲエダシャクをどこかで写しておきたいのだけど、なかなか見つからない。去年は2月半ばに見ているんだけどなぁ。