ウルマーシマトビケラ?

玉川上水沿いで桜を見たりしていたら、ソメイヨシノのひこばえに、何やら小さな虫がとまっていた。

ウルマーシマトビケラ?
ウルマーシマトビケラ?,2016年4月上旬,東京都

蛾の仲間のようにも見えるが、調べてみるとどうやらシマトビケラの仲間に近い。同定の参考にさせてもらっているmushinavi.com を見ると、ウルマーシマトビケラが最も普通に見られるということなので、たぶんこれもそうなのだろう。ただ、他のシマトビケラの仲間なのかもしれない。

上の写真のように翅を閉じた状態でソメイヨシノの花びら1枚の長さによりも短いから、翅長は10mm以下だろう。花が風に揺れるのと、なんともピントが合いにくい翅の模様があいまって、この程度の結果を得るのに桜の木にへばりつきながら何回もシャッターを切ってしまった。

ウルマーシマトビケラ?
ウルマーシマトビケラ?,2016年4月上旬,東京都

鉄柵にとまっていた。桜で見かけた後に周辺を探索してみると、あちこちで見つけることができた。ちょうど桜のシーズンと羽化するシーズンが一致しているのだろう。

大きさや色は大きく違うが、以前に見たヨツメトビケラと翅の形状が似ているように思う。

ウルマーシマトビケラ?
ウルマーシマトビケラ?,2016年4月上旬,東京都

ブロック塀で交尾中。この塀には他にも多くのペアがとまっていたのだけど、白い背景の上の暗い模様の昆虫を写すのは難しい。露出補正を+1.7EV程度にしてフラッシュもその分余計に光らせてみたが、なかなかディテールまで写ってくれない。難しいもんです。