ニリンソウ(二輪草)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草ということで、東京地方では毎年ソメイヨシノが開花するころに咲き始めて、だいたい4月の半ばくらいまでが花の見ごろと思う。去年は4月の初めにニリンソウを載せているので、今年は桜と同様にちょっと早い。
ニリンソウという名前の由来は、這うように広がったニリンソウの群落の中から、2つの花茎がヒョイっと伸びて20mmほどの白い花を2つ並べて着けることからきていると思うのだけど、今のところ2つ目の花はツボミのままだった。
OM-D E-M1にMZD40-150PRO+MC-14を着けて撮影しているのだけど、絞り開放(f/4)で写すとちょっとファンタジックな感じ?になった。オシベにピントを合わせているけれど、その向こう側の花びら(萼片)のエッジが二重線状になったせいかな。
こっちもファンタジック?な感じになった。背景が柔らかくボケて、ピント面の手前側も軽くボケたのでそう感じるんだろうか。被写体まで80cmのときの被写界深度が4mm程度(テレコン無し、絞りf/4、150mm端の場合)なので、2~3cmの花全体を深度に収めるのは無理。全体にピントがあった画像を得るには、かなり離れた場所から写してトリミングするしかない。
花茎の付け根あたりに、次のツボミが待機中。蝶でも来てくれるといいのだけど、ハエかアブばかりやってくるのはなぜだろうか。
ニリンソウのwikipediaページを見ていたら、「『板橋観光キャラクター・りんりんちゃん』はニリンソウの妖精をイメージしている」と書いてあった。板橋とはほとんど縁がないのだけど、一応 りんりんちゃんblog のリンクを貼っておきます。
こちらはマクロレンズ(MZD60mm F2.8)ですぐ近くから写したもので、だいたいこういうときは絞りf/8にしている。
毎年同じような場所で同じような花を写しているのだけど、なかなか飽きませんね。NHKの自然番組みたいに、風に揺れる花を動画で残しておくというのも面白いかもとか思うのだけど、4Kのモニタ、4K動画を編集できるリッチなPC、巨大なファイルをバックアップするストレージなど、カメラ以外の道具から入らないとダメだろうなという感じ。その後で、4K動画が撮れるカメラってことになるのだろう。ただ、進化の早い世界だから、とりあえずはGoProやソニーの小さいビデオカメラでもいいのかもしれないが、今持ってるレンズ着けたいよなーって思ってしまう。