ミスミソウ(三角草)はキンポウゲ科の多年草で、毎年だいたい同じ場所で見ることができる。去年もちょうど今ごろブログに載せたのだけど、そのときは「キンポウゲ科イチリンソウ属」と書いていた。今改めてwikipediaを見るとミスミソウ属と書いてあった。どういう区分なのか分からないのだけど、たしかに、イチリンソウやニリンソウ、あるいはキクザキイチゲやアズマイチゲに比べると、葉の形状が大きく異なっている。
青紫色の花。2月の中旬から咲き始めたのだろうか、今年の花は全般に早く咲き始めているように感じた。ただ、すっきり晴れた日に出かけることができず、なかなか開花している様子にはお目にかからなかった。
同じ株を横からみたところ。花柄が細くて長いので頼りなげに見える。前にも書いたのだけど、ミスミソウの花びら(花弁)に見える部分は萼(ガク)が分かれた萼片と呼ばれる部分で、萼片の後ろ側の、ガクのように見える緑色の部分は3枚の葉ということです。
ちょっとくたびれ感じの白い花。たぶん、この株が最初に開花したのだろう。すでに萼片が落ちている花もあった。
ピンク色の花。とても小さくて茎も短かった。かなり低い位置から、MZD40-150PRO + MC-14の望遠端で撮影。他の写真もすべて同じレンズの望遠端を使っているが、自然公園や植物公園で小さい花や虫を写すときには、長いレンズが必須と思う。たまに柵の中まで入り込んでる人がいて、イヤな感じのときがある。
ときどき白い巨大なレンズを一脚に載せて花を写してる人を見るが、最短撮影距離が4.5mとかだと困るんじゃないのかなぁ、と他人ごとながら心配してしまう。こちらは最短撮影距離が70cmなので、通路にしゃがんで具合よく使えるわけですが。
青紫色の花。3つの角がある特徴的な葉がずいぶん育ってきた。そろそろ花の季節は終わり、葉に覆われてしまうのだと思う。次回訪れたら、花が終わった後も写しておこうと思った。