ミツマタは和紙の原料としてコウゾとともに有名(小学校の社会で習ったような?)で、東京地方の公園では3月上旬から下旬にかけて、あちこちで花を見ることができる。ジンチョウゲ科というだけあって、香りも素敵。去年と今年に写したものをいくつか。
ミツマタという名前の由来は、花をつける枝が3本に分かれて三つ又状になるから、ということらしい。小さな花が密集しているので、ある程度開いてしまうと黄色い玉状のカタマリがぶら下がったような姿になるが、まだ葉はでてこない。そういえば、花が終わって葉に覆われた姿は写してなかった。
花が開く前は見通しもいいので、確かに三つ又になっているのがよく分かる。ツボミは細かい毛に覆われている。枝の先に芽がついているが、ここから葉がでてくる。
小さな花が開き始めたところ。例によってというか、一つ一つの小さな花の花弁に見える部分は、実はガクが4つの裂けた萼片と呼ばれる部分で花弁はないとのこと。ガクの内側にオシベが4本あるが、最初のうちは固く閉じていて、花粉も出していないように見える。
さらに近くから。花期が終わるとガクの黄色いが薄くなって白くなってしまう。やはり花も咲き始めたころがいいような?
濃い朱色の花をつけるアカバナミツマタ。黄色いふつうのミツマタよりも、1週間ほど開花が遅いように思う。
アカバナミツマタも近くから。ガクが3枚に裂けたものも見える。
越冬明けのキタテハが、アタバナミツマタの花に来て吸蜜していた。去年の画像だが、今年もきっと見ることができるだろうと期待している。週末の天気次第ですけどね。