今朝は羽化したばかりで、まだ翅も延びていないオオミズアオと遭遇した。
カメムシはおらんかねー、と思いながら森を抜けていたら、何やら白っぽいものがイヌシデの幹に着いているのが見えたので、近寄ってみると羽化したばかりらしい大きな蛾。詳細な特徴は捉えにくいものの、オオミズアオ以外には考えにくい。
MZD14-150IIを使ったが、広角側はもっと近寄れると良かったのだけど。
まだ全然翅も延びていないが、翅の縁取りや中央部の紋が見え、脚も鮮やかな赤色をしていた。胴体は青みがかった特徴的な色なのに、羽化したばかりのせいか翅が黄色っぽい。
この木の根元から出てきたのだろうと思うのだけど、ちょっと見ただけでは繭の痕跡は発見できず。
フサフサで柔らかそうである。この翅が先日のオオミズアオのように伸びていくのだから不思議。考えてみると、前日の個体もまだ翅延ばしの途上だったのかもしれない。
前から(実際は上から)。オオミズアオは成虫として羽化した後は食事をすることなく、1週間余りを繁殖のために過ごすという。果たして、食事をするための器官がないのか、あっても使わないのか、写真では分かりませんね。