朝早くに公園を周回する遊歩道を歩いていると、杭の陰から見える青白い何かが見えた。近寄ってみると、ちょっと小さ目のオオミズアオ (大水青、Actias aliena aliena)の♀がいた。
E-M5IIにMZD12-40PROを使って撮影。まずは広角側を使って初夏の公園の景色と一緒に。大きいものを近くから撮るときは、MZD60mmマクロではちょっと長すぎなので。
あまりスレてないきれいな個体なのに、よく見ると後翅を突き破ってトゲのようなものが出てきている。植物の一部のようにも見えるがなんなのだろうか。
顔の方から。櫛状の触角があっさりしているので♀だろうと判断した。もうちょっと後翅がのびているとよかったのだけど、いろいろな個体がいるわけである。
「オオミズアオ」という名前は、この翅の色からきているのだろうか。薄暗い中で見ると、わずかな光でもよく目立つだろう。
我慢できずに手に乗せてみました。しょうしょうバタバタしたのだが、トゲのようなものは外れず左右の翅の間に見えるようになった。この後、もといた杭の隣の植物に乗り移ってもらった。短い成虫での期間に、子孫を残しているといいんですが。