春のアカボシゴマダラ

5月に入ってから、中くらいの大きさの白い蝶がヒラーヒラーと公園の木々や雑木林の上を優雅に飛んでいる姿をよく見る。今では東京でも当たり前になった、アカボシゴマダラの春の姿。

アカボシゴマダラ 春型
アカボシゴマダラ,2015/5/17,東京都

この時季、樹液がでている樹木が少ないので吸蜜中の姿を見ることができず、なかなか撮影できずにいた。日曜日に近所をブラブラしているとき、ようやくエノキにとまって産卵していると思しき♀の個体を発見。この後、どんどん木の下の方に歩いて行ったしまった。

アカボシゴマダラ 春型こちらは別の場所で近くにとまってくれた。産卵でもするのかと思ったがそうでもない。しばらく枝を歩いていたから場所探し?ヒラッと飛んで隣の木の葉にとまって休憩していた。

アカボシゴマダラ 春型休憩中の正面顔。上から見たいところですが。

アカボシゴマダラ 春型下から見たところ。
撮影には、E-M5II+MZD75-300IIを使った。休みの日に近所を歩くときは、この組み合わせとMZD60mmマクロを持っていることが多い。上の写真は近すぎたので、75mm端にして更にしゃがんで写した。アカボシゴマダラ 春型休憩中の個体を見ていたら、もう一頭やってきて何やら絡み始めた。とはいっても交尾するでもなく、じゃれあっているような様子。何をしてるんでしょうか。
東京近郊では、夏から秋にかけて、ツマグロヒョウモンかアカボシゴマダラか、というくらい当たり前に見る蝶である。侵入生物と言われるこの蝶が増えたからといって、何か減っているのかどうか。あと数十年たたないと分からないのかも。