オナガサナエ
川に近い道を歩いていたら、オナガサナエがとまっていた。
オナガサナエは、ホンサナエやコオニヤンマといったよく見るサナエトンボ科のトンボと比べると小さめだが、オスの尾部の付属器がよく目立つ。また、サナエトンボ科全般の特徴として、左右の複眼がちょっと離れていて垂れ目っぽくて可愛い。
指を伸ばすと、乗ってくれた。
偽瞳孔がよく目立つのも可愛く見える一因かも。
カメラには超望遠レンズが付いていたので、これはスマホで撮影した。指のシワをAI?が薄くしているような気がする。
2年前にも同じようなことをやっていて、こちらは12-100mmの12mm端を使っていた。指に乗せて写すときは、あらかじめレンズのズームなんかを調整してから左手に来てもらわないと、うまくいきません。
ここのところ毎年のことだが8月は暑くてあまり外歩きする気がしないのだが、たまに出ていくと可愛いのに会えて嬉しくなる。
ダビドサナエ
ダビドサナエという名前はどうも日本語っぽくないので、なんだろうと思って調べてみると学名が Davidius nanus とのことで、19世紀のフランスの学者の名前(ダビドさん)にちなんだものらしい。
おそらくメスの個体で、オナガサナエよりもずいぶん小さくて、シオカラトンボよりも小さく見えた。こちらは道ばたとは言っても高尾山の周辺で遭遇したもの。なんどか見てはいるのだけど、近くで写せたのはまだこれだけ。
図鑑で見ると近縁種のクロサナエとよく似ているのだが、前脚の付け根に黄色い斑点があることと、腹部の後ろの方まで側面の黄色い斑点が連らなっていることなどから、ダビドサナエと判断した。
オナガサナエのことを書いているうちに、そういえばダビドサナエも写していたのだったと思い出した。そういえば、4年前にもオナガサナエの写真を載せてました。