キクザキイチゲとミスミソウ

今年はキンポウゲ科イチリンソウ属のSpring ephemeralと呼ばれる花をいろいろと見ることができた。ソメイヨシノが始まると、こういった花はだいたい終了してしまう。あとはニリンソウとイチリンソウくらいか。掲載した順にリンクを並べてみると、こんな感じ。

キクザキイチゲも他の花とともに載せていたが、改めて。

キクザキイチゲこれは神代植物公園の野草園で咲いていたキクザキイチゲで淡い紫色の花だった。アズマイチゲともユキワリイチゲとも異なり、切れ込みのある葉が花の近くの茎からでている。

キクザキイチゲ雄蕊を支える花糸は白く、花糸の付け根に特別な色はついていない。花びら(実際にはガク)は比較的大きく感じた。

ミスミソウこちらはミスミソウ。ミスミソウという名前は写真のように花よりも大きな葉の形状(三角形)からきているのだろう。葉に比べて花は小さくて頼りなく見える。色は青系、ピンク系といろいろだった。白い花糸の先の花粉の部分もピンクだったり紫だったりで印象的。

ミスミソウミスミソウの花を横から見ると、花びら(実際にはガク)の後ろにガクのような緑色の部分があるが、これは葉っぱだそうで、3枚に分かれている。

オオミスミソウこちらはオオミスミソウ。ミスミソウによく似ているが、三角の葉がより大きく、花も若干大きい。暗くて遠いところにまとまって咲いていて、これしか写せなかった。

場所によってはニリンソウが開花しているのも見たが、今年も来週あたりからまとまって咲き始めるでしょう。イチリンソウは、その1週間ほど後になると思います。