マンサクという名前は、「まんず咲く」(東北弁)のでマンサクなのだという。東京の公園の早春の花樹としては、ロウバイ、ウメに続いて咲くのがマンサクで、次がサンシュユといったところだろう。
マンサクの花は、上の写真のように赤いガクの中に雄蕊が4本、黄色いモジャモジャっとした花弁が4枚、そして中央部に雌蕊がある。MZD60mm F2.8で。
いくつかの品種があるようで、ガクが小さいものや、花弁が細長いもの、園芸品種では赤いものオレンジ色っぽいものなどいろいろある。
1枚目と同じ木の花をアップで。遠慮せずにフラッシュ使えばいいのだけど、人が多くてはばかられました。
花の季節になると「うちわ」を腰に差して歩いている特定の人を毎年見る(会う、という感じではない)のだけど、逆行時のハレ切り用でもあり、フラッシュのバウンス用でもあるようだ。勉強になります。ただ、一つのポジションで15分、20分と頑張るのは止めてほしいんですよ。こちらは赤いマンサク。まだ咲き初めでモジャモジャ感が薄い。風が強くて難儀しました。MZD40-150PRO+MC-14の210mm端で。
こちらは花弁が細くて長いタイプ。MZD12-40PROで。
フクジュソウもそうだが、黄色い花が多いのは花粉を運ぶ虫を集めやすいから、という話もある。果たしてどうなのか。黄色い花を付ける植物だけが、まだ寒い季節に適合できたのかな。まだあまり虫を見ないので、気になるところ。そういえば、やはり冬に咲くツバキは鳥が授粉してくれるらしく、メジロが花の咲いたツバキでうろちょろしてるのをよく目にする。
今日は朝からミゾレが降っていたが、湿り気を含んだ空気に春を感じたりした。