越冬中のスズメバチ

毎朝通る公園の落ち葉を堆肥化するための木枠の中でスズメバチが越冬していた。体長は30mmほどで、オデコと上顎の具合からコガタスズメバチと推定。
コガタスズメバチ朽ちた木枠の中に空洞を作って数匹で越冬しているようだが、誰かが木枠を削ってしまったようで、外気に剥き出しになっていた。剥き出しになっているから、こうして見て撮影することができたわけだが、ここにいるスズメバチは無事に春を迎えることができるのかな?と思った。
残念なことにこの公園でも、木の表皮が大きく剥がされていたり、コナラやクヌギの根元が掘り返されていたり、朽木がぼろぼろにされていたり、通路を示すために集められた枝がばらばらにされていたりすることがある。クワガタでも探しているんだろうけれど、とても残念。

コガタスズメバチ夏のスズメバチにここまで寄って撮影する勇気はないのだけど、寝てるので平気。E-M10にMZD60mm F2.8、内蔵フラッシュを使用。フラッシュ使うと怒って起きてこないかな、とか思ったり。

コガタスズメバチ働き蜂や雄蜂は冬になる前に死んでしまうのだけれど、女王蜂だけは越冬して翌春を迎える。そして新しい巣を作って子孫を残していくとのこと。あまり越冬場所もない場所では、こういう都合のよいところで集団になることもあるという。
住宅地に囲まれて、毎朝保育園児が暴れまくる公園でもあるので、こういう蜂がたくさんいても困るかな、緑豊かな環境を残すなら、こういうのがいてもいいよな、とかいろいろ考えながら出勤。