きょうのフユシャク

フユシャクのメスは飛ぶための翅がなく、翅の痕跡を残すものと残さない(完全に退化した)ものがある。
クロバネフユシャク午後のひと気のない道で、左側の柵の地上1m程度から下を見ながらゆっくり歩いていると黒い物体を発見したので撮影。けっこう期待しながら300mほどの道を往復したが、この1頭のみだった。アオゲラがコツコツやっていたのでそちらも撮影はしたが。

クロバネフユシャク

尾の毛の色も黒いことからクロバネフユシャクなのだと思う。体長は、よく見るウスバフユシャク(またはその仲間)のメスよりは大きかったが、以前に見たシロフフユエダシャクのメス(と想定した)個体よりは小さかった。

クロバネフユシャクほぼ正面からも撮ってみました。夜まで待てば交尾も観察できるかもしれないが、きょうはあきらめる。

ウスバフユシャクこちらは玉川上水の鉄柵にいたよく太ったメス。このあたりでは、ウスバフユシャクに加えて、クロテンフユシャクやホソウスバフユシャクのオスもよく見るようになったのだけど、果たしてこれがどの種なのかは識別不能である。

ウスバフユシャクこちらもウスバフユシャク(またはその仲間)のメスだろう。体長8~10mm程度。交尾前、産卵前のメスはけっこう大きく見えるのだけど、産卵を済ませるとホントに小さくなってしまう。クロテンフユシャク最近よく目にするようになったクロテンフユシャク。鉄柵の土台のコンクリの上にいた。

シロフフユエダシャク公園のベンチの隙間にいた、シロフフユエダシャクのオス。f/13まで絞ってこのボケ具合なので困ってしまう。f/16からは小絞りボケがでてきてしまうし。ピント面と翅を並行にできない場面では割り切るしかないでしょうが。
樹木の幹もよく見ているつもりなのだけど、撮影できているものは、オスメス共に、ほぼすべて人工物の上にいる。樹皮への擬態が完璧で気が付かないのか、あるいは、人工物の手触り(脚触り?)が好みなのか。