スプリング・エフェメラルのトップバッターという感じでセツブンソウが咲き始めていた。
セツブンソウという名前の由来は、2月の節分の頃が花の見ごろだからだと思う。とはいえ、温暖な東京地方では2月になってちょっと温い日が続いたりすると、元気のなくなった花ばかりになってしまうから、まばらにしか見えないにしても、早めに見ておこうと思った。
セツブンソウはキンポウゲ科の植物の一種であり、イチリンソウの仲間と同様に、花びらのように見えている白い部分はガクで、先端が黄色くなっている蜜腺が花びらの名残らしい。その内側に、先端に青紫色の葯をつけた雄蕊があり、3,4片に裂けたよう形状の雌蕊がある。
とここまで書いて、去年も同じことを書いていたのを思い出した。
撮影は、最初の2枚がMZD12-40PRO、3枚目がMZD60mmマクロレンズを共にE-M1 mkIIで使った。最初の2枚については白トビが気になって露出補正を-1.0EVくらいで撮影したせいか、ちょっと味気ない感じになってしまった。適度な明るい日陰が具合いいんですが。
おととしの3月下旬に花の終わって実がついている様子を写したもの。5月には葉も含めて地上から姿を消してしまっていたと思う。
これから、フクジュソウやユキワリイチゲといった花のシーズンが始まると思うと、あまり寒がってもいられない。