この前の土曜日(2015/1/10)に、西武鉄道主催のツアーに参加して秩父鉄道のSL列車、パレオエクスプレスというのに乗車した。秩父と東京のあいだは西武のレッドアロー号の座席指定特急券付きなので、朝からアルコール有りの大人の遠足である。
西武秩父線の横瀬で秩父鉄道長瀞行きの各駅停車に乗り換え、長瀞駅に至る。ここでSL列車が来るまでは時間があるので、長瀞の千畳敷を散策した。
思っていたより寒くもなく、なんともいい天気でよかった。20分間ほど近辺を遊覧する「こたつ船」に乗ろうとしたが、団体の予約が入っているとのこと、SL列車に間に合わないと元も子もないので諦める。
野鳥がちらほら見えたので、しばし岩の上を歩く。こういうときのために持参したMZD75-300IIをE-M1に着けて撮ってみるとホオジロでした。これはオスだが、どうもメスと共に行動しているようだった。75-300mmを使ったのはこれっきりで、あとはすべてMZD12-40PROを使った。
待つことしばし、SL列車が長瀞駅に入線。入線してくると、いきなり目の前にスマホやゲーム機のカメラマンが出現して来るのはなんで?
その後、列車内でSL弁当を食べたり、秩父の地酒をいただいたりして三峰口までのんびり過ごした。実際のところ、この列車は「エクスプレス」と言いながら、ものすごくゆっくり走るのである。
沿線の崖肌、踏切内や畑の中に三脚カメラマンも大勢待ち受けており、人気のほどがうかがえる。荒川の鉄橋の下にも大勢いた。
三峰口駅に到着すると、機関車は帰りの仕業のための給水や点検に入る。これらの作業は、駅の改札の外なのだけどプラットホーム状の場所で行われるので、パレオエクスプレスの乗客は切り離された客車からぞろぞろと歩いて見物に向かう。
点検場所から小さな踏切を渡って、秩父駅方向に少し戻った場所に鉄道車両公園があり、古い貨車や電車が展示されている。
鉄道車両公園の中ほどに、パレオエクスプレスのために作られたらしい転車台がある。三峰口から熊谷に戻る際にはここで機関車の向きを変えるのだが、これも一つの見どころということ。
機関車は後進でゆっくりと転車台に進入してくる。架線がなくて、すっきりしていい感じである。
転車台に乗ったところ。12mmでは幅が足りず、思わず2歩下がる。おかげでフェンスが写ってしまった。MZD9-18mmも持っていたのに油断していた。
この後すぐに機関車は客車の熊谷側に連結され、発車を待っていた。
ツアー客は、上りSL列車よりも早い電車で、西武秩父駅への連絡駅である御花畑駅まで向かう。あとは上りレッドアローの発車まで、西武秩父でお土産を買うくらいしかすることはないのだが、御花畑駅でSL列車を見るくらいの余裕はある。
発車時の姿をズームしながらC-AFで連写。後で見てみると、18枚連写していた。テレ側からワイド側にズームしながら連写したので、ピントの外れが半分ほど。そんなもんだろう、と思う。