MZD40-150PROでラブジョイ彗星

今夜(2015/1/9)は、E-M1にM.Zuiko Digital 40-150PROでラブジョイ彗星を写してみようと、20時ころから探索を開始したものの、なかなか見つからず時間がかかった。
まず彗星が見つからない。だいたいの位置に向けるものの、150mm端で見える範囲は狭く、しかも東京の空に星は少ない。そもそも肉眼でも見えないしEVFにもはっきりとは写らない。40mm端で撮影して結果を見て方位/高度を変えて撮影して…を繰り返してようやく彗星を発見。
次に、ワイド側でピントを合わせてからテレ側にズームすると、ピント位置が変わってしまう。少しずつズームしながら周囲の星にピントを合わせようにも、EVFに写るような星が周りにない。EVFを拡大表示にし、拡大位置を変えながらなんとかピントを合わせられる星を見つけて合わせ、撮影して彗星の位置を確認していくと、ようやく薄ぼんやりとした彗星をテレ端でとらえることができた。
高解像のEVFで、しかも拡大表示できるからこそ暗い星にピントが合わせられる。解像度の低い背面液晶のライブビュー表示ではピント合わせも難しいだろう。

ラブジョイ 20150109
2015/1/9 20:52 E-M1, MZD40-150PRO ,f/2.8 20sec.

時間をかけて写したものの、尾を引いてないのが少々つまらない。技量の問題かもしれないが。もうちょっと綺麗に後処理したいという欲もでてくる。

カメラで撮影確認しているときは気づかなかったものの、どうやらポラリエのカメラ側雲台の取付が緩く、少し滑っていたようで、周囲の星が流れている。かなり固く締めたつもりだったのに。しょうしょう重いレンズを着けると、こういうことが起きるんですね。何枚かインターバル撮影させてみたが、滑っているので星の位置が変わってしまっていた。

ラブジョイ撮影中撮影風景。昨夜使った17mmをE-M10に着けて撮影したが、ソフトンAフィルターをはめたままだったので、ソフトタッチになってしまった。