しばらく蛾を載せていなかった。夏に寝室に侵入してきたミツテンノメイガを。
夏くらいからのブログを見返してみると、他にもいろいろ写していたのだけどトンボの写真ばかり載せていた。OM-D E-M1とMZD40-150PRO + MC-14という組み合わせが、とまっているトンボにちょうどいいからということもあるのだけど、暑すぎてバテ気味だったからかな。
今回載せたのは、夜寝ようとしたらシーツの上にいたツトガ科ノメイガ亜科のミツテンノメイガ(三点野螟蛾)で明々としたLED照明のもとで見ることができた。ふだんは昼間の寝ているような蛾ばかり見ているから、夜の元気のいい蛾を明るいところで見るのは珍しい経験だった。
当初はすぐに退散してもらおうかと思ったのだけど、もったいないからOM-Dに60mmマクロレンズと大き目のフラッシュを付けて数枚撮影。
翅を広げた状態で、幅が15mm程度と小さ目の蛾で、翅も薄くてきゃしゃな印象。「ミツテン」という名前は3つの円形の斑紋に由来していると思うのだが、この個体は前翅の鱗粉がハゲ気味ではっきりとは見えなかった。
こういう白いものの上にいるときの常で、露出補正をプラス側にしたのだけど、+1.3くらいでちょうどよかったと思う。
今回載せたものは、撮影倍率にして0.5倍弱程度、レンズ先端から12,3cm程度で写している。せめて、被写体がレンズ先端から30cmくらいにあるとき、このくらいの倍率で写るレンズがあるとよいのだけど。マイクロフォーサーズ規格の150mmマクロレンズなんてのは、出てこないもんですかね。
そういえば、最近発表になったオリンパスの新しい30mmマクロレンズは、机の上においた基板だのデバイスだのを写すのに向いてそうなので早速予約してしまった。60mmだと机の手前から腰をかがめて写すことになるが、30mmなら机の上にミニ三脚を置いて撮れるんじゃないかな。現行OM-Dのフォーカスブラケットにも対応ということなので、届くのが楽しみである。