ミヤマチャバネセセリとコチャバネセセリとギンイチモンジセセリ

ブログに載せる時季がずれてしまったのだけど、5月の初めころに見たセセリチョウを数種。

ミヤマチャバネセセリ
ミヤマチャバネセセリ,2016年5月上旬,東京都

ギンイチモンジセセリを探しているとき、目の前におりてきたセセリチョウ。後翅裏側の白点が特徴的で、翅の付け根側(目玉側)に一つ白い点があり、先側(外側)にバラバラッと点がある。

ミヤマチャバネセセリ
ミヤマチャバネセセリ,2016年5月上旬,東京都

ミヤマチャバネセセリの「ミヤマ」は「深山」だから山の中にいそうな感じがするが、幼虫はおもにススキの仲間を食べて育つこともあり、東京ではギンイチモンジセセリと同様に川や湿地、あるいは田んぼの側で見ることが多い。

コチャバネセセリ
コチャバネセセリ,2016年5月上旬,東京都

こちらも同じような場所で見たもので、やはりミヤマチャバネかなと思ってレンズを向けて見ると、裏側に白点が見当たらない。できれば真横に周ってもっと近づきたかったものの、すぐに飛んでしまった。

コチャバネセセリ
コチャバネセセリ,2016年5月上旬,東京都

ようやく落ち着いてくれたのでもう一度撮影したが、今度は翅を開いてしまって裏側の斑紋がはっきりとは見えなかった。しばらく待とうとしていたら、網をもった子供たちが走ってきてロスト。

一応、後翅表側や前翅の斑紋から、コチャバネまたはチャバネセセリのいずれかだろうと判断した。このあたりでは、チャバネセセリを春にはなかなか目にしないので、擦れてしまったコチャバネかなぁ、といったところ。

コチャバネセセリ
コチャバネセセリ,2016年5月上旬,東京都

同じときに見た、典型的なコチャバネセセリ。ただ、これも後翅裏側の白点は曖昧ですね。

ギンイチモンジセセリ
ギンイチモンジセセリ,2016年5月上旬,東京都

この春最後に撮影できたギンイチモンジセセリ。まだ準備中だったのか近寄っても逃げないので、60mmマクロを使って撮影。倍率0.4倍くらいで写っていると思うので、レンズの先から10cmちょっと程度まで寄ったのだと思う。だいたいはここまで近寄れないから、焦点距離の長いレンズ(210mmとか)を使うことになる。