水辺を歩く機会が増えてくると、トンボに遭遇する機会も増えてくる。今回も緑色が美しいアオサナエ。
今回は、前回見たときよりいくらか近寄れた。とはいえ、川底にうち溜まれた木杭の上に片足を乗せ、その上でしゃがんだり身を乗り出して撮影したので、落水したら本当に困るよなぁ、とかネガティブなことばかり考えていた。いっそサンダル履きで水に入ってしまった方がいいのかも。
グラグラする杭に体重を乗せ、身を乗り出してカメラを構えたのだけど、意外なことにアオサナエは飛び上がらず、おとなしく写されてくれた。さすがに水の中をジャブジャブ歩いていくと、飛び去って戻ってこないかもしれないか。
E-M1にMZD40-150PRO + MC-14の210mm端で撮影したが、装備が小さくて軽いので助かる。とはいえ、水に入る以外に近寄る手段がないようなときは、もっと長いレンズ(300mmに1.4xテレコン付)が欲しくなる。さいわいなことに(?) 、現時点ではMZD300mm F4.0は生産が追い付かなくて発注不能なので、別の意味で助かってもいるのだけど。
♂の特徴的な尾部付属器にピントを合わせてみた。クワガタやアリジゴク(ウスバカゲロウなどの幼虫)の大アゴのような形状をしている黄色い部分。この器官で♀の首筋をがっちり挟みこんで交尾したり、その後つながったまま飛行したりする。生息地に通いつめれば♀の姿をみたり、交尾や産卵も観察できるかもしれないが、他にも見たいものもあるし、どうしようかな、といったところ。