今年の大型連休は比較的好天に恵まれた。毎日カメラをかついでいたわけではないのだけど、ちょっとした公園や田んぼなんかでムシやトリを見ることができた。まずは、蝶の幼虫から。
公園に植えてあるコデマリの花に、小さなアシナガコガネが集まっていたので何枚か撮影したのだけど、ちょうど目線の先に幼虫が見えたので撮影。調べてみると、ホシミスジの終齢幼虫のようだった。タテハチョウの仲間らしいトゲもあり末尾の方にきれいな緑色の紋がある。
こちらは自宅で虫寄せを意図していたコデマリの鉢植え。園芸店で花のついた苗を購入したので2月から咲いていたが、その後の寒さに負けてしまった。公園に露地植えされているような株だと、花は4月からだと思う。5月も上旬になるとぼちぼち終わりかなという感じ。
前から。ホスミスジがユキヤナギに産卵する様子は見たことがあったので、ユキヤナギを見るとホスミスジの幼虫や蛹が頭に浮かび軽く探したりはしていた。今回コデマリで遭遇するとは思わなかったので、改めて検索したりしてみると、wikipediaにもコデマリが食草の一つである旨が記載されており納得。
上(背側)から。
ユキヤナギにしろコデマリにしろ、その苗は園芸品種として大量に流通しているだろう。例えば暖地でまとめて育てた幼虫付きの苗が東京で売られて植えられる、という行為が繰り返されれば、数年前まで目にしなかったような蝶が当たり前のように現れることはあり得ると思う。
去年の5月下旬に近所にいたホシミスジの成虫。去年は、5月15日に最初の成虫を撮影していたようなので、そろそろ出てくるころだろう。だいたい5月の半ば過ぎから10月いっぱいまで、成虫が飛ぶ姿を見ることができるはず。