桜の幹ではヨコヅナサシガメが続々と羽化して成虫化している。
蛾でもとまっていないかな、と思って桜を見ると、鮮やかな朱色をした物体を発見。近寄るまでもなく、ヨコヅナサシガメが羽化している最中だった。
羽化にはあまり時間がかからないようで、ちょっと見ているうちにどんどん大きくなってくる。幼虫の背に仕舞いこまれていた翅や、フリル状の部分が姿を外に出てくると、黒い終齢幼虫のときよりも数倍も大きくなったように見える。
同じ木のちょっと横では2頭並んで頭を抜いているところだった。翅やフリルがでていないと、幼虫の頭や背胸が赤くなったくらいの変化でそんなに大きくは見えない。
近所の木では、狭いところから抜け出し終わっていた。この後、真っ黒になっていくのである。
木の幹にいるカメムシなんかを写すようなときは、左手や左肩を幹に押し付けて身体を安定させることが多いのだけど、ヨコヅナサシガメがうろうろしているようなときは、やらないようにしてます。