3月の終わりから4月に東京の住宅地でよく見る白い蝶を4種。
ゲンゲ(レンゲ)の花を見ていたら、スジグロシロチョウがとまってくれた。この蝶はサービス精神があるのか、植物園や自然公園に植えられているような、きれいな花や葉にもよくとまってくれる。
ノゲシにとまったモンシロチョウを写そうとしていたら、別のモンシロチョウがちょっかいを出しにきた。ほぼピント面上にアプローチしてきたので、2頭ともそれなりに写ってくれた。
やはりノゲシでツマキチョウの♂が吸蜜中だったので撮影。ツマキチョウは、モンシロチョウやスジグロシロチョウよりもちょっと小さく、♂の前翅の先端が濃い黄色になっているから、飛んでいてもそれと分かる。
この蝶は春先だけにしか姿を見せないので、3月の半ばころから気にしていた。細い川沿いに歩いていると、やはり川に沿ってツマキチョウが直線的に飛んでくるのを目にしていたので、そのたびごとに撮影しようとしていたのだけど、なかなかとまらないので見るだけになっていた。朝も10時頃になると、飛び疲れたせいか花や葉にとまる姿を見せてくれた。
ツマキチョウの♀。翅の先端は黄色くなっていない。オスメス共通だが、後翅の裏側(とじたときに見える方)には、濃い緑色の模様がある。この模様のせいか、草の中にとまっていると気が付かないことが多い。なので、ずかずか歩いているとツマキチョウが足元から飛び立っていったりして茫然としたりする。
モンキチョウの♀の翅の表側は白くて、飛んでいるとモンシロチョウかしらとか思ってしまうのだけど、見る人が見れば飛び方で違いが分かるとのこと。ピントはあまりあっていないのだけど、飛んでいるときしか表側が見えないので採用。