4月になってあちこちに生えてきて紫色の花をつけているのがムラサキケマン(紫華鬘)の花。毎年根こそぎ抜いているはずなのに、いつの間にかうちの庭にもはびこってしまった。
ムラサキケマンはケシ科キケマン属。最初のうちは筒状の花を密生させているが、これらがだんだんと開いてくると、向きもばらばらな無秩序な感じの姿になってくる。根を抜き去るとき、ちょっと臭う。
野川の河原でヒメオドリコソウと一緒に咲いていた。シダレザクラを見に行ったときだったかな。
こちらはムラサキケマンよりも茎も太く花も大きなキケマン(黄華鬘)の花。植物体が大きいせいか、ムラサキケマンほど密集している感じではない。
花の形状は、同属でもあるのでムラサキケマンに似ているが、こちらはバナナを連想させるような黄色なので、間違えようもないが。
これは以前に写していたジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)の花。同じキケマン属だが、ちょっとはかなげな感じ。
このあたりではあまり見ないのだけど、よく野鳥を見にいく場所で2年ほど前に見つけた。その後同じ場所に行ってみると、いつも自転車が置いてあったり三脚が立っていたりしてちょっと困っている。
ホトケノザがムラサキケマンに似ているとすれば、花の形状が筒っぽいことと、色あいだろうか。毎年ホトケノザの写真をちゃんと撮りたいなと思うのだけど、風が強かったり天気が悪かったりしているうちに、春が終わって初夏になってしまう。
追記
2019年4月に写したジロボウエンゴサクと白いムラサキケマン、白いホトケノザの写真を別稿としてこちらに追加しました。