タチツボスミレ

タチツボスミレは、今ごろもっとも普通の、よく目にするスミレの仲間。
タチツボスミレ近所の雑木林では毎年3月になると薄い青紫色の小さな花がよく咲いている。葉は丸いハート形で雑木林の陽当たりのよい場所にちょこちょこ生えているから、昆虫や野鳥を探していると、足元でよく見かける。
スミレの仲間を見分けるのは難しくて、なんか珍しいスミレの写真を撮った気になって調べてみると、やはりタチツボだったりする。

タチツボスミレだいたいこんな感じで大きな木(これはケヤキ)の根本で小さな群落をつくっている印象なのだけど、きっと木の根の周りには人が入りにくいから、踏み固められていないためなのだと思う。タチツボスミレコナラの根本。暖かくなってくると、葉や花の茎がもっと長くなってくる。

タチツボスミレカメラを地面に降ろして背面の液晶を使って撮影してみたもの。こういうアングルなら広角レンズがいいと思うのだけど、これはマクロレンズを絞り開放で。

いわゆる「スミレ」の花はもっと濃い紫色(スミレ色)で、葉の形も細長くてとがっている感じ。残念なことに、「スミレ」はなかなか目にしない。