先週、久しぶりに箱根にドライブに行った。数か所から富士山を撮影。OM-D E-M5IIにMZD7-14PROとMZD14-150IIを使った。あわよくば昆虫も見たかったのでマクロレンズも持っていたが、まったく遭遇せず。
まずは大観山へ。東名の厚木から小田原厚木道路、箱根新道を経て椿ラインを上る。ターンパイクは高いので敬遠。大観山に近づくにつれて路肩の雪が高くなり、雪解けの水が流れていて不安がよぎったが、二輪車も降りてくるから大丈夫なんだろうと判断した。
7mmの画角(35mm換算で14mm)で芦ノ湖方面を見ると、左から愛鷹山、南アルプス、富士山、箱根の駒ケ岳がすっかり収まってしまう。とはいえ、アスペクト比が4:3では空も地面も大きく入ってしまうから、上下を切る意味で3:2を選択した。そして、すべてiFinishという仕上げを使ったので、青が強調されて絵葉書風になった。
同じ位置から14mmにズームしてみたところ。風景のバランス的にはこっちの方がいい感じ。
MZD14-150IIに変えて、芦ノ湖と富士山がいい具合になるようにズームすると25mmだった。ふだんの風景に使うには、25mmではちょっと長い感があるのだけれど、これだけ広いとちょうどよくなる。
大観山から椿ラインで箱根関所まで下りて無料のPに入れて高いソバを食べた。ソバ屋の裏が西武グループ系の船着き場になっていて、そのあたりから小田急グループ系の海賊船を撮影。箱根関所から見ると、富士山は隠れてしまうのでした。
江戸時代の図面や工法に基づいて再建された箱根関所を見学したのち、恩賜箱根公園に入った。おしゃれな湖畔展望館の二階バルコニーから見たところ。おそらく台湾からの観光客が訪れていた。
やはり二階バルコニーから同じ海賊船を入れて撮影。都合のいい構図にしてみたら、47mmだった。やはりズームレンズはこういうときに便利この上ない。広いところで遠くのものをざっくり写すような使い方ならば、14-150IIはやっぱりとても便利だなと実感した。花壇に蝶がいたとしても、このレンズでなんとかなってしまうわけだし。
その反面、箱根から富士を見るときにはMZD7-14PROでは画角が広すぎる印象。期待感が大きかった分だけ、なんとなくがっかりしてしまった。がっくり、という方が実感がこもるかもしれない。今持ってるレンズのポートフォリオから考えると、これはやっぱり要らなかったかな。かわりに、12-40PROを補完する意味でも防塵防滴かつ軽量の9mm単焦点(F2.8クラス)が欲しいところです。