3月のネコハエトリ

朝からよく晴れた日に玉川上水沿いで蛾やカメムシを探していると、擬木の柵の上にネコハエトリが数頭でてきていた。

ネコハエトリ
ネコハエトリ,2016年3月上旬,東京都

なにやら、別種の蜘蛛を捕らえていたようで、カメラを向けるとちょっと威嚇のポーズをとってくれた。

E-M5IIにMZD60mmを着けていて静音モード(電子シャッター)を使って自然光で撮影(f/4、 1/50sec、ISO200)。AFに頼っていたので等倍とまではいかないが、レンズのフードで蓋ができる程度まで寄せた。拡大してみると、ネコハエトリの目玉にレンズフードが大きく写っている。

ネコハエトリ
ネコハエトリ,2016年3月上旬,東京都

擬木の隙間からでてきた同じ個体。

こちらはf/9、1/20sec、ISO200だった。ちょっと手ブレ気味になってしまって残念。不安定な構えで手持ちで撮ることが多いので、シャッター速度の下限を1/40くらいに設定できるといいのだが。

ネコハエトリ
ネコハエトリ,2016年3月上旬,東京都

これは別の個体だが、やはりもっと小さな蜘蛛を捕らえていた。柵の上にフードを載せるような感じにして、中腰になって構えたから腰がちょっと痛くなった。

ネコハエトリ
ネコハエトリ,2016年3月上旬,東京都

天気が良かったとはいえ、ハエトリグモにしてはあまり活発に動かなかったので、好きなように撮影できたのだけど、できればもうちょっとレンズを離して、しっかり構えて撮影したい。

このレンズの等倍撮影時の被写体までの距離(最短撮影距離)の仕様が19cmで、そのとき被写体からレンズ先端までの距離(ワーキングディスタンス)がおよそ7~8cmくらいになるが、20cmくらいまで離れててよければ、もっと撮りやすいのになぁ、とか思ってしまう。そのためには、レンズの焦点距離が120mmとか150mmになってしまうわけで、コンパクトさが損なわれてしまうけれど、それは必然なのでしょうがない。
最近発売された300mm F4のように、本体側とレンズ側の手ブレ補正の連携機能をもつ、150mm F4マクロとかがあると良さそうに思う。
ただそこまで長いのが発売されると、MZD40-150PROの出番が減ってしまってモッタイナイかな。妥協して100mm F4マクロ + エクステンションチューブってのもいいかもしれない。妄想ですけどね。