梅にメジロをE-M5IIの連写Lで

梅が見ごろを迎えて好天が続く東京地方。早朝の公園で梅の花を見ていると、5,6羽のメジロがやってきて花を揺らしていた。OM-D E-M5IIの連写Lを使って、AFモードはS-AF+MFで撮影。レンズはMZD75-300IIで、すべて300mm端を使った。

梅にメジロ半ば逆光でちょっと暗めになってしまった。

メジロに限らず、小鳥は一つ所に静かにとまっているということがなくて、枝から枝へ花から花へと飛び歩く。しょうがないので、こちらもカメラを連写にセットし、メジロが枝にとまった瞬間にピントを合わせてシャッターボタンを押す。あとはタッタッタッという軽い連写音を聞きながら、ファインダーのAF枠内にメジロを捉え続けることだけを意識する。OM-Dで連写を使うときには、「撮影確認」をオフにしておくことが一番重要です。

以下は連続する3枚。梅にメジロ2梅にメジロ3梅にメジロ4

メジロが枝を飛び移る瞬間がうまく写ってくれたが、青空がまるでクロマキーの背景のような具合になってしまったことと、梅の花が白いせいかメジロが暗めになったのが残念。

E-M1を持っていたならば、無条件にC-AFの連写H(AF追従、露出非追従の秒9コマ)を使うところなのだけど、E-M5IIではS-AF+MFまたはC-AFの連写Lを選択する。連写Lでは、最大で秒5コマまでだが露出は1コマごとに決定される(はず)(勘違いでした。AEL/AFLの設定に依存する。別項にまとめました。)。大きく動かない被写体なら、最初にピントを合わせておいて、連写中もAF枠に対象を捉え続けられば、S-AFの方が(E-M5IIの)C-AFよりは成績がよいように思う。もっとも、S-AFではシャッター全押しでAFはロックされるので、動くものにピントが追従してくれるわけではない。池に浮かぶ水鳥なんかを追うときには(背景がうるさくない限りは)、滅多に使わないC-AF+TRが案外よかったりするが。

最初の(連写を始める前の)ピント合わせでは、カメラがAF枠内のどこに合わせてくれてるのかに応じてMFで調整するのだけれど、拡大MFアシストでx14表示とかになってしまうとびっくりするので、ふだんからx3表示を指定している。

「あ連写しなきゃ」というときに、連写に都合のよい一連の設定をいちいちやってるわけにもいかないので、撮影確認オフ、AFターゲット(シングル、大きめで中央)、連写L、ISOオートの範囲(下限を高め)、絞りは開放、露出補正は±0といった項目をマイセット2として記憶しておき、前面のプレビューボタンを押すと呼び出せるようにしてある。ただ、MFアシスト時の拡大倍率がマイセットに記憶されないのが残念。

ツグミ連写とも梅とも関係ないが、ツグミの正面顔。