このシーズン(2015年冬~2016年春)に見た、シロフフユエダシャクを数枚。
シロフフユエダシャクは、冬に現れるシャクガ科エダシャク亜科の一種で、(広義の)フユシャクの一つ。クヌギやコナラの森の外縁部なんかでよく見る。昨シーズンは、1月下旬になってドッと出てきたところを見たのだが、このシーズンは12月の中旬ころからちょくちょく姿を見るようになった。
最初の2枚はいずれも12月の中旬に見たもので、昨シーズンの記憶からすると前翅がかなり小さくて、翅を開いた状態での幅が22,3mm程度だった(測ったわけではないのでアヤシイですが)。また、翅の模様や色も薄くて別種かなと思ったのだけど、前翅の縁が反っているような形状からシロフフユエダシャクと判断した。
1月の中旬から下旬になると、開帳時の幅が25~30mm程度で、色も模様も記憶通りのお馴染みの姿をしたものをよく見るようになってきた。公園の梅の開花にちょうど同期しているような感じ。
おそらくシロフフユエダシャクの♀。体長10mm程度。エダシャク亜科に属するフユシャクの♀には、翅の痕跡が遠慮がちに残っているのでそれと分かる。午前中に撮影したものだが、陽射しのあるうちはほんとにジッとしている。
昨シーズンは3月初めまで見ることができたので、今シーズンも、まだまだこれからといったところでしょうか。機会があれば、フォーカスブラケットを使った深度合成も試してみたいところ。