ヒメクダマキモドキをRCフラッシュで

今年の東京の12月は、平年の気温よりも高く推移しているとはいえ朝晩はけっこう冷え込みを感じる。通勤の途上、柵の上にキリギリスの仲間が寒そうにしていたのでフラッシュ左手持ちで何枚か撮影。
ヒメクダマキモドキ

1枚目は、フラッシュをほぼ真上からあてたところ。

撮影している最中は、セスジツユムシにしては丸みがあるね、とか思っていたのだけど、PCで大きくしてみると首のあたりが明らかに違っており、調べてみるとヒメクダマキモドキというキリギリスの仲間だと分かった。触角がとても短いのが気になるが、切れてしまったんでしょう。
「クダマキ」とは、どうやらガチャガチャうるさいクツワムシの別名らしく、この虫はクツワムシに似ているから「クダマキモドキ」ということのようです。

ヒメクダマキモドキこちらは、フラッシュをカメラの10cmくらい上でちょっと左側からあてた。カメラに着けたフラッシュを使うときよりも、照射する位置が高くなるので翅のテカリが若干抑えられているように思う。

ヒメクダマキモドキ左手を伸ばして、キリギリスの向こう側から下向きに、ややカメラ向きにあててみた。シャッターを押した瞬間は、フラッシュ光でEVFが白くなった。とうぜんカメラ側は陰になるが、網目のような翔脈が浮き上がったように見えるし、胸から腹の前部が透けているように写って面白い。

手持ちでRCフラッシュを使うときには、当然カメラは右手の握り込みだけで支えることになるので、いわゆる横グリップ(HLD-8G)がないとちょっと自信がもてない。また、ピント合わせもAFに依存することになるので、AFポイントをちゃんと指定したいのだが、右手だけでは十字ボタンの操作が狭苦しいから、E-M10IIについたAFターゲットパッド(EVFを見たまま背面液晶を親指でなぞってAFポイントを変更、指定する)機能も欲しくなる。次回のファームウェア更新に期待したいところ。