秋から冬のヘラクヌギカメムシとクヌギカメムシ

脚がすっかり赤くなったヘラクヌギカメムシをよく見かけるようになった。
以前、春のヘラクヌギカメムシを載せたがこの時季になると、触角の付け根や脚全体が赤くなってくる。

ヘラクヌギカメムシ11月の終わりころ、柵の上にいたのを撮影。今年撮ったヘラクヌギカメムシ(あるいはクヌギカメムシ)の写真を見直してみると、4月の半ばから5月いっぱいまでは通勤時に毎朝のように遭遇していたが、その後は9月まで姿を見ず。9月以降は月に1,2回程度撮影している。
考えてみると、コナラやクヌギの葉が繁りだすと、それらを求めて高いところに移動しているわけだから、たまにしか目にしないのは理にかなっているように思う。

ヘラクヌギカメムシヒサカキの葉の上で日光浴していた。珍しく自然光で撮影。この時季になると、コナラやクヌギの葉もどんどん落ちてくるし、気温も下がってきているのだから、冬の寒さをしのげる場所を求めて地表まで下りてきているのだろう。
横から見て腹に黒く並ぶ点々(気門)が見えないのでヘラクヌギカメムシと判断した。

ヘラクヌギカメムシヒサカキの葉をつまんでこちらを向けて撮影。寒いせいか、反応して移動することもなかった。

クヌギカメムシ こちらはクヌギの樹皮を歩いていたクヌギカメムシ。ちょっと遠かったが、色あいも脚の赤さも見分けがつかない。

クヌギカメムシ横から見ると、腹部に黒い点々(気門)が並んでいるのが見える。
近所の森では、今のところヘラクヌギカメムシしか確認していないが、3kmほど離れた森ではクヌギカメムシが主流のようで、これはコナラ主体の森か、クヌギ主体の森かということなのかな?