春のヘラクヌギカメムシ

4月の終わりころからコナラが主体の森でクヌギカメムシの仲間と思しき、カメムシの幼虫をよく見た。パッと背中から見ただけでは、なかなか見分けるのが難しい種類なのだけど、毎年現れる成虫がどれもヘラクヌギカメムシなので、ここではそうしておくことにした。
ヘラクヌギカメムシおそらく三齢幼虫で、体長6mm程度。カメムシは生まれたときからカメムシらしい姿形もしていて、幼虫から数回の脱皮を経て成虫になる。タマゴからでてきたときを一齢として2回脱皮したのが三齢幼虫。なんとなく腹が赤みを帯びている。

ヘラクヌギカメムシこちらは三齢か四齢か。すっかり色が濃くなっている。こういう赤い幼虫と、緑色の幼虫の二種類を同時に見ることもあって、果たして同じ種類なの? と素朴な疑問を感じることが多い。

ヘラクヌギカメムシおそらく終齢幼虫。体型が小判型になり、長さも10mm程度。5月の初めに見たものだが、よく似たカメムシがたくさん歩いていた。ヘラクヌギカメムシ成虫に脱皮(羽化)したところ。まだ翅が延びきっておらず、白っぽい。小判型だった体型がスマートになり、翅を使って飛べるようになる。ヘラクヌギカメムシこちらは成虫の姿。この森では3齢くらいの幼虫から成虫まで入り混じってうろちょろしていた。夜中に風が吹いた翌日などは、目線の高さでよく見かけ、なんとなく、カメムシ臭が漂っているのである。
秋になると脚の色がオレンジ~赤に変わり、体色もオレンジが強くなってくる。それらはまたその頃に。