アカスジキンカメムシの幼虫

アカスジキンカメムシの幼虫にはよく出くわす。美しい成虫にも数回お目にかかっているが、残念ながら撮影できていない。巡り合せなんだろうけど、どうしてなの?とか思ってしまう。

アカスジキンカメムシ 幼虫9月に見た若い幼虫。ミズヒキの花が3mmほどとすると、体長6mm前後だろうか。赤味のあるメタリックに光る外観に、白い線が3本。ピントの甘さが気になりますね。

アカスジキンカメムシ 幼虫もうちょっと成長した幼虫で10月はじめに撮影。背は赤い線で囲まれており、上部では2本になっている。体長10mm弱だった。
アカスジキンカメムシ 幼虫こちらは次の段階に進んだ幼虫と思われるが、ほぼ終齢幼虫と同じ外形、模様をしている。ただ、背や胸横がピンク色で囲まれており太い一本線になっている。体長は10mmちょうど、といったところ。

アカスジキンカメムシ 幼虫ミズヒキにいた終齢幼虫。これは9月下旬ころのもの。体長10~12mmといったところで、最初の若い幼虫の倍程度の大きさだった。
9月半ばから10月半ばにかけて、一番目にしたカメムシは、アカスジキンカメムシの幼虫だったと思う。アカスジキンカメムシ 幼虫11月になり、コムラサキの葉の裏で身を寄せ合う兄弟。見た目ジッとしているのだが、触角を細かく震わせていて寒いのかなと思わせる。
この木はしばらく観察対象にしていたのだけど、同じコムラサキでも「いない木」には一切おらず、「いる木」には複数ついている。アカボシゴマダラの幼虫にも言えるのだけど、幼虫は飛べないので大きく移動しないから、成虫が産卵したかどうかに因るのだろうし、その後捕食者にであったかどうかにも左右されるのだろう。

来年まで無事に過ごして、是非とも美しい姿を撮らせて欲しいものです。それまでには照明(フラッシュ)も工夫しておきたいところ。

この翌春に移した成虫の写真はこちらです。フラッシュの工夫はしてないなぁ。