オオクモヘリカメムシの幼虫

オオクモヘリカメムシの成虫は以前にも載せたが、6月から9月にかけて成虫の他に幼虫を見る機会も多かった。

前にブログに載せたときは、ネムノキではこのカメムシをあまり見たことがない、といったようなことを書いてしまったのだけど、毎日の通り道に立派なネムノキがあったのをすっかり失念していたのでした。その後、ネムノキをグルっと見回すようにすると、実は幼虫から成虫までいろいろそろっていた。
オオクモヘリカメムシ 幼虫オオクモヘリカメムシの若齢の幼虫。触角の節々が大げさなのは、例えばハリカメムシの若齢幼虫と一緒。それだけ大切な器官ということだろうか。9月に撮影。この世代が今頃成虫になっていて、そのまま越冬するのだろう。

オオクモヘリカメムシ 幼虫こちらも若齢幼虫。体長10mm弱、触角はもうちょっと長かった。こちらは8月に撮影。

オオクモヘリカメムシ 幼虫終齢あるいは終齢間際の幼虫。体長15mm程度で、十分に大きかった。6月に撮影。

オオクモヘリカメムシ 幼虫こちらも同一の個体。
緑の木の中に細長い緑色のカメムシがいると、フラッシュを使っているせいもあるだろうが、すっかり溶け込んでしまう。

オオクモヘリカメムシこちらは同じ場所で7月に見た成虫。9月に見た幼虫は、この世代の子供かもしれない。
10月に入ってからは、このカメムシの成虫を目にしなくなってしまった。このネムノキにはまだ葉が残っているのだけど、既に越冬準備に入ってしまったのかな(そんなことはないと思うのですが)。