チャバネアオカメムシ

チャバネアオカメムシは最もよく目にするカメムシの一つ。ふつうのカメムシ、いかにもカメムシ、といった印象がある。日にあてておいた布団に付いてくるのは、だいたいこいつらである。
チャバネアオカメムシだいたい4月半ば過ぎから11月頃まで、あちらこちらで目にする。上の写真は5月のもの。
幼虫を目にする時期からすると、6月と9月頃にタマゴから孵化しているように思える。10月頃に羽化した成虫がそのまま越冬し、来春繁殖するのではないかな。

チャバネアオカメムシこちらは10月のもの。季節による差異は不明だが、羽化してからの経過時間によって、擦れて色褪せたりするのかもしれない。成虫の大きさは、親指の爪より小さいくらい(人によって大きさは違うが)。

チャバネアオカメムシ 幼虫暖かい季節には、成虫と同時期に幼虫もよく見る。黒ずんで(ツヤのある濃い黒褐色)赤味がかったものや、緑色のものを見ることがある。
チャバネアオカメムシ 幼虫幼虫の各齢で、脱皮してから時間が経過すると色が黒くなってくるのだろうか。あるいは生息している場所によるものなのか。飼育して調べてみればその一端は分かるだろうが、環境的な要因までは分からない。

チャバネアオカメムシ 幼虫こちらもチャバネアオカメムシと幼虫(終齢)と判断したが、背を覆う部分には金属的な光沢もあって、成虫よりもカッコよいのである。