クロカナブンとカブトムシ

この時季、樹液のでているクヌギの木にはカナブンが必ずと言っていいほどいる。次に目につくのがスズメバチで、次がサトキマダラヒカゲといったところか。
クロカナブンカナブンとクロカナブン。黒いエナメルの靴状に光沢のある装いのカナブンには、「色が黒いカナブン」と「クロカナブンという種」の2種類がいると聞いた。そのたびに、黒いカナブンを見ると、どっちだろうと迷ってしまう。
この写真を見ると、上の黒い方の後脚の脛(スネ)にあたる部分が、下のよくいるカナブンよりもずいぶん長いことが分かる。体型自体も若干長細く見える。これらからクロカナブンだろうと判断したのだけど、果たしてどうなのか。

カブトムシ カナブンこちらはカブトムシのご機嫌をうかがいながら樹液をなめるカナブン達。左隅には、ヨツボシオオキスイも写っている。だいたいこういう場所には蚊も多いので、あまりじっくり撮れないことが多く、小物は見逃しがち。

カブトムシ新入りとベテラン。奥のベテランの背胸には戦いの跡なのか、いくつもくぼみができているし、小さい方の胸角も先が折れている。脚の先もなくなっているかもしれない。手前はまだ出てきて間もない新入りなのだろう。
カブトムシ同志の争いも多いだろうが、人間以外の天敵としては、カラスをはじめとする野鳥なのだろう。

ノコギリクワガタこういう光景は目にするのだが、なかなか生体が見つからない。カラスにちょうどいい高さにいるんでしょうねぇ。