台風の影響が出始めた風の強い晴れた日、庭のブットレアにナミアゲハが来ていた。「ブットレア」はフジウツギ属の植物の総称で、蝶を呼びたいならこれを植えろ、というくらいの花。去年まではやってなかったのだけど、今年の春先に中くらいの鉢に苗を植えたみたところ、このフジ色の花が一番育ってくれた。この花の隣には、やはり鉢植えのサンショウ(こちらは人間用)も置いてあるので、気が付かないだけでナミアゲハなんかはちょくちょく来ているんじゃないかな、と思う。
庭に蝶が好む植物があるからといって、ぼんやり待ち惚けているわけにもいかず、どうしても近隣の公園なんかに出かけてしまうから、ちょうどカメラを持っているときにアゲハに遭遇する機会はほとんどなかった。
このときは車に一式積んで帰ってきたら、ちょうど吸蜜している最中だったので、道具を掴んでなるべく近づいて撮影した。
この半年ほどは、E-M1にMZD40-150PRO + MC-14を着けたままにしていて、今回もその組み合わせを使って210mm端で撮影した。f/5.6で1/800~1/1000秒でシャッターが切れているが、バタバタする翅は止まらないものの目玉がとまっているからいいかな、といったところ。
ついでに動画ボタンを押して撮影。蝶の翅がバタバタし、それなりに風も吹いていることが見てとれます。
カメラのモードダイヤルはAのままで動画ボタンを押しているのだけど、1フレームあたりのシャッター速度はどれぐらいなのだろうか?(動画自体はFHD 30p)。背景の庭の植物のボケ方からすると、静止画に比べて被写界深度が深くなっているように見える。カメラなのでそういう情報がどこかに残っていて欲しいのだが。
いわば動画からの切り出しを前提とする4Kフォト機能を搭載した製品が増えてきているが、秒9コマで1連写(だいたい15,6枚)した中から1枚選ぶのも大変なのに、秒30コマから選ぶのは大変だろうなぁ。カメラの前に、4KモニタとそれがつながるリッチなPCを導入するところから始めることになるのだろうが、ちょっと敷居が高く感じる。