近所の小さな森の中で絶滅が危惧れさているマヤラン (摩耶蘭 , Cymbidium macrorhizon) が顔を出していた。
4月にキンランやギンランを見たのと同じ場所なのだけど、通路沿いの笹がまばらなところから顔を出していたので通勤時に見つけることができた。
マヤランは土の中から緑色の茎だけが伸びて花を付ける。葉がないので光合成もしないらしい。
まだ開いていないのだが、花はキンランやギンランよりも、シュンランに似ているように思う。
通路沿いに生えているから、近所の野草ファンがお持ち帰りしてしまうのかもしれない。しかしながら、キンラン、ギンランと同様に周辺の樹木に依存する土中の菌類から養分をもらって育つらしく、自宅での栽培はまず無理ということ。それほど密生しているわけでもなくて、ポツポツと顔を出していた。
公園の中なんかでも、両手でストックを持って歩いてる方をよく見るのだが、ストックを着こうとする地面に目立たぬ植物が生えていないか確認してほしいものである。