土曜日の午後に樹液を出すクヌギの木の周りをうろうろしていたら、ウラナミアカシジミがとまっているのが見えた。ガサガサガサっと近づいていくと、カナメモチと思われる木の葉の裏に、翅に透かしが入った蛾がとまっていたので撮影。ウラアミアカシジミはクヌギの木の上の方に行ってしまった。
スカシカギバ (透翅鉤羽蛾, Macrauzata maxima maxima)は、カギバガ科に属する蛾の仲間で夏にでてくる。特徴はなんといっても、前翅と後翅に透けた窓のような薄い部分があること。
そして、後ろ翅がアーチ状に反っており立体的なのもおもしろい。
どうやらこの蛾の幼虫はクヌギやコナラなど、初夏から夏に注目を集める(?)樹木の葉を食べるらしいから、これからも遭遇を期待したい。
斜め後ろから。葉を捻って裏側を見ているのだが、これ以上捻るともげてしまいそうだったので、撮影はここまでにした。しかしながら、やはり前からとか、透かしの部分の接写とか、もうちょいしつこくても良かったかもしれない。