ちょっと前に、5月下旬ころのエサキモンキツノカメムシの交尾の様子などを載せたのだけど、その後も定点観測していると、メスが卵や幼虫を抱えた様子を見ることができた。
通勤途上の公園にミズキの木があり、さかんに葉を茂らせているのだけど、目線の高さくらいの葉っぱをめくってみると、卵を抱いたエサキモンキツノカメムシが10頭あまり目に入った。もっと高いところを見上げると更に10頭あまり。ふだん見えないだけで、たくさんいるのである。
色の違った卵を抱えているなと思って撮影し、後で大きくしてみたら足が生えていた。すでに卵ではなく、孵化したばかりの一齢幼虫を抱えているところだった。
一つ上のと同じ日に撮影したものだが、こちちは既に二齢幼虫を抱えている。二齢になると前半分が黒くなってカメムシっぽくなっている。そろそろ母親の仕事も終わりだろうか。
母カメムシがいなくなった集団は、団体で社会進出していくようだった。葉っぱの裏にいないと雨で流されませんかね、とか思って見ていた。