スジグロシロチョウ (筋黒白蝶, Pieris melete) はモンシロチョウによく似た白い蝶で、翔脈の周りが黒いことから見分けることができる。

6月になってもまだ残っていたセリバヒエンソウで吸蜜中。モンシロチョウと言えばキャベツ畑につきものなのだけど、スジグロシロチョウは森や河川の周りでよく見る。

ホタルブクロ（ヤマホタルブクロ？）で休憩中。別の1頭がホタルブクロにとまった個体に絡まれていたが、地上近くに降りて尾を持ち上げてとまった。これは交尾を誘っているのか拒絶しているのか。
しばらく見ていたが、交尾する様子もないから拒否るときのポーズなのだろう。とすると、ホタルブクロで休んでいたのが♂で、こちらが♀なのかな。

2015年の4月半ばに見た、アブラナ科のコンロンソウ(崑崙草)に産卵中の個体。この蝶自体よりもコンロンソウの方が珍しいかもしれない。
6月に見た最初の3枚の蝶は、4月半ばに産み落とされた第二世代にあたるのだろう。印象としては、春先に見たもののほうが翅裏の黄色みが強かったように思う。
おまけでコンロンソウの花（野川公園にて）。