サトキマダラヒカゲ

サトキマダラヒカゲ (里黄斑日陰蝶, Neope goschkevitschii ) は、東京では5月の半ば頃から目にする地味な蝶で、森の中や暗めの木陰にいる。人が近づくとすばしこく飛び回るのだけど、だいたい元いた場所の近くにとまることが多い。

サトキマダラヒカゲ
サトキマダラヒカゲ, 2015/6/1, 東京都

コナラの樹液を吸っていた。この蝶は樹液を出している木を見つけるときの目印になる。そういった木の場所があらかじめ分かっていると、いろいろな蝶や甲虫類を見ようとするとき、まず訪れるべき場所が決まる。
撮影しておいてGPS情報を残すのだけど、OM-Dとスマートホンの組合せの場合、撮影から60秒以内に移動すると、移動距離分の誤差が生じることがある(位置情報の記録間隔は変更可能)。複数のカメラを使ってもGPS機能はスマホ1つに共通化できるし、電池の負担もカメラ外に分散できる面ではいいのだけど。

サトキマダラヒカゲとモンスズメバチ白いロウのような樹液に来ているモンスズメバチと一緒に。この場所には40mmはありそうなオオスズメバチがよく来ているので、ちょっと怖いのである。

サトキマダラヒカゲとヒメジャノメヒメジャノメと一緒。実はヒオドシチョウが来ていないかと見に行ったのだけど、地味な蝶が集会中だった。

サトキマダラヒカゲ公園のアズマヤで、後翅が風に揺れていた。
サキトマダラヒカゲは、とまるときにほぼ必ず翅を立てている。なので、飛んでいるとき以外は翅の表側を見ることができない。たまには開かないもんかなと思って、地味な蝶ながら、倦まずにカメラを向けることにしている。