5月の半ばころから緑色のカメムシの姿もよく見るようになった。その中からハートマークでお馴染みの、エサキモンキツノカメムシ。
今年は去年より、交尾中のペアを目撃することが多い。左が♀だろうか。
エサキモンキツノカメムシは、1年に1度だけ成虫が出現し、そのまま越冬する。そして、気温が上がってくると行動を開始して繁殖し、夏までには一生を終えるようなのだけど、夏になると次の世代が成虫として活動しているので、見分けがつかないような。
ミズキの葉の上で。
ハートマークが白い方が♀で、黄色い方が♂という話もあるのだけれど、このカップルは同じような色合いで区別が付かない。たぶん、右側の大き目の方がメスなのだろう。
ミズキの葉が風でめくれたとき、裏側にいるのが見えた。産卵した卵を抱いた♀に、♂がちょっかいを出しているように見える。卵を抱いている、といっても温めているわけではなくて、エサキモンキツノカメムシは卵や孵化した後の小さな幼虫を守る習性があるようだ。孵化した子供たちを抱いているところも見てみたい。
この写真では、明らかに♀のハートマークの方が白く見えますね。というより、♂の体色が全体として赤味がかってきているように見える。雌雄による違いではなく、そろそろ寿命ってことでしょうか?