午後に公園をブラブラしていたら、クチバスズメ(Marumba sperchius sperchius, 朽葉雀蛾)が立ち入り禁止場所を表すロープにぶら下がっていた。
撮影したのは午後3時近くだったのだけど、朝からこうやっていたのか、鳥に意地悪もされず、ヒトに採集もされずにいた。
先日見たウンモンスズメに比べると一回り大きく、なかなか貫禄があってよく目立つ。
翅の模様を写してみたが、陽射しが強くて困った。実のところ、見た当初はモモスズメの変わり種かな、とか思っていた。
こちらは、参考用に2014年の7月に見たモモスズメ(Marumba gaschkewitschii echephron)。翅に走る線の曲がり具合が違うし、翅の一番端(写真では一番下)が濃くなっている。さらに、チラっと見える後翅の一部がモモイロである。
おのおのを撮影した場所はかなり近い。そろそろ今年もモモスズメが出てきていいんじゃないのと思って期待している。こちらもクチバスズメだが、同日のほぼ同時刻に別の場所でも見ることができた。
やはりきれいな個体で、古い桜の木の幹にへばりついていた。今年は5月23日に複数のクチバスズメが羽化していた、と外部記憶に残しておくことにする。
今や当たり前だが、画像ファイル(RAWファイル)にはなるべくGPS情報を残すようにしている。さらにRAWから作成したjpegのメタ情報には、自分なりに表現した撮影ポイント他を記録し、かなりあてにならなくなった記憶を外部で永続化しようと努めている。なお、ブログに載せるときには、すべてのメタ情報は消去されています。