6月のマヤラン(2016)

駅までの通勤経路の公園に咲くマヤランを今年も見ることができた。去年と同じ場所に同タイミングで咲いていた。去年のものはこちら

マヤラン
マヤラン,2016年6月下旬,東京都

雑木林の林床に、笹の間から顔を出していた。暗い場所なので、フラッシュに頼って撮影したが、露出補正を-1EVして暗めの仕上がりにした。これでもちょっと明るいかな、という感じ。近所なので、風のない日に三脚持っていて自然光で撮ってみると、雰囲気がでるかもしれない。

マヤラン
マヤラン,2016年6月下旬,東京都

前にも書いたことなのだけど、マヤランには葉がなく光合成を行わない。ではどうやって生きているのかということについては、専門家が分かりやすくまとめてくれている、「共生菌からみたマヤランの不思議な暮らし」というpdf文書が読みやすい。葉だけではなく根もないとのこと。

根も葉もない」という言葉は、根拠がない、ありえない、でたらめな、と言いたいときに使うものと思うが、マヤランについては例外。

マヤラン
マヤラン,2016年6月下旬,東京都

コナラなどの落ち葉が積もった林床からもニョキニョキと伸びていている。特に柵もロープもないところなので、こういった具合に写すために近寄るときは、足元をよく見ないと踏み潰してしまう。

先の文書の中には、マヤランの地下茎の内部にいる共生菌は、ベニタケ科などのキノコの仲間と書いてあった。この森に多いのは、イヌシデやコナラなのだけど、ベニタケ科のキノコはこういった木を好むのだろうか、なんて考えてしまう。それ以前に、ベニタケってどういうキノコなの?という段階。キノコも目につき次第、撮影しておくかなぁ。