うちの庭のキンモクセイには数年前から巣箱がかけてあって、3年前にシジュウカラのつがいが繁殖のために利用してくれた。その後はなかなか寄り付いてくれなかったのだけど、今年は来てくれた。
しばらく前からシジュウカラのつがいが庭の周囲をウロツイたり、飛び回っていたのには気づいていたのだけど、もう下旬になろうとするころに、巣箱を出入りする様子を写すことができた。
卵を温めているのだろうか、メスはずっと巣箱の中にいるようだった。ずっと暗い巣箱の中にいるせいなのか、たまに顔を出しては寂しそうな顔で外を見ていた。
近所のシジュウカラは今年は5月に繁殖~巣立ちを迎えたようで、黄色いクチバシの巣立ち雛がジェジェジェッ、ジェジェジェッと鳴きながら親鳥からエサをもらってる姿をあちらこちらで見ていたので、うちは今年も空振りかと思っていた。
カワセミのオスがメスに小魚を上げて交尾するところなんかは、そういう季節になるとたまに見たのだけど、シジュウカラのオスがメスにエサを運んできたのは初めてみた。たぶん、メスはひどくお腹が減っているんだろう。
エサを口移しにあげるのがうまくなかったのだけど、こういう行動が、ヒナにエサをやる練習になっているのかもしれないと思った。
大した動きはないのだけど、メスの表情がいじらしく感じられて巣箱から顔を出しているところを動画にしてみた。
E-M1 markIIの4K30pで撮影。巣箱は、あまり目立たないよう木陰で暗めの場所に置いている。そのためISO1000くらいだろうと思う。レンズはMZD75-300IIで絞りf/6.7、C-AFで撮影。実はまだ注文した4Kモニターが届いてなくて、4K解像度では見ていないのだけど、FHD(2K)のモニタで見ても、今までのFHD30Pの動画よりは大分マシに見える。
後半は顔からピントがずれてしまった。動画撮影時にもボタンに割り当てたS-AF操作でピントをあわせているのだけど、その後のC-AF動作でちょっとずれてしまうのが困りもの。三脚固定なので常にS-AFにしておくべきなのかもしれない。