5月の半ばに、神代植物公園のバラ園で咲いていたバラの花。ちょうど、「春のバラフェスタ」を開催中だったのだけど、あいにくの曇り空だった。
撮影には、OM-D E-M1 mkII に MZD12-100PRO というレンズを使った。広角~中望遠まで一本で済む、とても便利で高性能なレンズと再認識した一日だった。
「ブラックティー」という、なかなか渋い色あいのバラの花。焦点距離は60mmくらいなので、前から使っているMZD12-40PROでは、ちょっと短いなぁということになる。
銘板の撮影を忘れたが、「プリンセス・ド・モナコ」と思います。フイルム代やプリント代のかからないデジカメ使ってるのだから、植物園の花や樹木を撮ったら銘板も忘れずに撮らないとね。
焦点距離100mm端で撮影。
このMZD12-100PROというレンズの最大撮影倍率は、望遠側100mm端が0.21倍で広角側12mm端が0.3倍だから、12mmにして被写体に寄った方が大きく写せる。なお、最短撮影距離はおのおの0.45mと0.15m。100mmまでズームすると、レンズの全長が0.2mを超えてしまうが、望遠側最短撮影距離が0.3mくらいまで寄れて倍率が0.4倍程度ならば、もっと良かった。
京成バラ園作出の「栄光」を焦点距離を変えて。上が40mmで下が100mm。
やはり京成バラ園作出の「聖火」。1964年の東京オリンピックにちなんだ命名で、京成バラ園の第一号品種ということです。
上が100mm端で、2枚目が12mm端で撮影。絞りはいずれも(他の写真も)開放のf/4を使った。望遠側の方が背景がボケるのは当然だろう。
12mm端で最大撮影倍率を使おうとすると、被写体がレンズの先端から15mm程度になるまで近寄る必要がある。晴れた日にこれをやると、レンズの影がはいってしまって困るほどだし、知らぬ間に被写体に触れていたりする。
こちらも、ほぼ同じ角度から焦点距離を変えて撮影してみたもの(30mmと12mm)。背景が青空なら良かったんですがね。
大きく写っている花の右側に写っているオレンジ色の花が、広角側では遠近感が強調されるから遠くに行ってしまう。広角側の方がよほど近くから写しているのだけど。
このバラも名前が分からない…。12mm端で。
おなじみのクイーンエリザベスと、抱擁する恋人の像。焦点距離60mmくらい。
このレンズ、バラ園で使うには今持ってる中で最適なのだけど、太くてそれなりに長いから、もっと長いレンズと一緒にバッグに収まらないのが、唯一困っているところ。