越冬色なのか、秋とは色あいが変わったオオクモヘリカメムシがいたので撮影。
上が12月中旬、下が参考用に9月下旬のもので、背の縁や翅、触角の節など茶色かった箇所が白っぽくなっていた。このカメムシを見たのは10月以来になるが、どこに隠れていたのかな。
こちらはオオクモヘリカメムシよりも細くて小さい、クモヘリカメムシで11月の下旬にヒサカキの葉の上にいた。
うちの近所では、オオクモヘリカメムシはよく見るものの、クモヘリカメムシにほとんどお目にかからない。そのため、当初はオオクモヘリカメムシとクモヘリカメムシの区別が付かなかったのだけど、2種を比べてみると明らかに体幅や大きさが違う。
寒くなってからよく見るようになった、ミナミトゲヘリカメムシ。オオクモヘリカメムシと姿や大きさが似ているが、前胸部の左右の縁(肩のような部分)に鋭くとがった「トゲ」があるし、色褪せた感じ。
おまけで、去年の9月に見たホソヘリカメムシ。ヘリカメムシに分類されるカメムシ全般に、前胸部の左右の縁が突出していて、トゲのようだったり単なる突起だったりする。
このカメムシは後脚が開いていて太もも?の太さが特徴的だが、幼虫はアリによく似ているらしく、来年あたりは見つけてみたいところ。
ついでに、ヘリカメムシの仲間で一番ポピュラーと思われるハリカメムシ。体長10mm強で、東京地方では4月頃から姿を現す。
ハリカメムシとよく似たホソハリカメムシというのもいて、「肩」のトゲの突出具合や体型全体で見分けているのだけど、実際には混同しているような気もしており、あまり自信が持てない。ただ、一文字違いのホソヘリとホソハリは、見た目が大違いなので間違うことはないのですが。