秋バラを広角レンズで

神代植物公園のバラ園の秋バラがきれいに咲いていた。今回は、OM-D E-M5IIにM.Zuiko Digital 7-14mm PROというレンズを着けて、おもに7mm端で撮影。
超広角レンズだと空ばかり写ってしまうので、ふだんの写真は4:3なのだけど、横構図のものは3:2で仕上げてみた。

秋バラ「マリア・カラス」という名前の、往年の歌手にちなんだフランスのバラ。ほとんどバラの花に触れそうな距離から絞り開放(f/2.8)で撮影。

秋バラこちらもマリア・カラス。秋の青空に映えていた。
このレンズはなるべく順光で使いたいのだけど、そうすると自分の影も写りこんでしまう。f/5.6で撮影。

秋バラこれは、「パスカリ」というバラ(と思います)。
どうでもいいのだが、青空をバックにして白いものが写っていると、洗濯機や洗剤の広告を思い出してしまう。

秋バラこれは「栄光」というバラを逆光で。カラスも飛んでいた。
花で太陽を隠しているのでゴーストは生じていないが、若干フレア気味ではある。とは言っても、よく抑えられているとは思うのだけど。f/5.6で撮影。

秋バラ花の名前を写すのを忘れてしまった。フィルムを消費するわけでもないので看板を写せばいいのだけど、ついつい億劫になってしまう。f/5.6で撮影。

秋バラこれは「クイーン・オブ神代」という、神代植物公園バラ園のシンボル的なバラ。焦点距離7mmで花をこの大きさに撮ろうとすると、ほとんど覆いかぶさるような具合になってしまう。背景が温室の工事現場の壁なのが残念。

このレンズ、まだ数回しか使っていないのだけど、超広い画角(7mm時に114°)に慣れないせいもあってなかなか難しい。秋から冬の青空が似合うちょっとした風景を写したいのだけれど、太陽をどう外すか、どうゴーストを避けるか(あるいは活かすか)なんてことに気がいってしまう。マクロレンズでムシを見るときとは、また違った面白みもあるわけですが。